キシリトールについて②
梅雨の蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?日々、緊張の抜けない毎日ですが、日常が少しでも戻ってくるといいですね。今週は、七夕がありました。短冊には何を書きましたか?
さて、前回はキシリトールは何かと、お話させていただきました。
今回はキシリトールの効果的な使い方についてです。
キリシトールは、どうやってとり入れるの?
『キシリトール配合』とパッケージに記載されていると、歯に良いイメージがありますよね。
でも、待って下さい。キシリトールと書いてあれば、必ずしも虫歯予防につながるわけではありません。
市販のものには、たくさんの別の甘味料が混じっている場合が、多くあります。
※効果が期待できるのは、口の中に長く置いていられるキシリトールガム、キシリトールタブレットに限られてしまいます。
キシリトールを含んでも、これ以外のお菓子、食品、ケーキ、ジュース類には虫歯予防の効果は期待できません。
市販のガムやタブレットとは?
また、市販のガム、タブレットでも注意しなければならないのが、キシリトールの含有量です。
他に、発酵性の別の甘味料が、入っていないものを選ぶ必要があります。
シュガーレス、糖類0gが、理想ですが、選ぶ時は、キシリトールの配合50%を超えているものを選んで下さい。
どうやって選ぶの?
食品表示を見てください。
キシリトール(g)÷炭水化物(g)
=含有率
虫歯の予防効果は50%以上
理想は100%です。
※オーラルケアキシリトールガムパッケージより参照
キシリトール摂取の目安
幼児〜小児 0.5g〜1g
成人 5g〜10g
もっと詳しくお知りになりたい方は、歯科衛生士にお声かけください。
※キシリトールは、医薬品ではありません。
必要以上に摂取すると、体質によって下痢をすることがあります。
最後に、今まで、お砂糖、虫歯の原因、キシリトールについてお話しさせていただいてきました。
キシリトールには、虫歯予防があるとは、お話ししましたが、キシリトールを用いれば虫歯にならないわけでも、虫歯が治るわけでもありません。
虫歯にならないように、1番大切なことは、ご自身の歯に関心を持っていただき、しっかり、毎日しっかりとブラッシングしていただくこと。規則正しい食生活を送っていただくことです。
キシリトールは、あくまで補助的なものとして考えて下さい。
そして、定期的な歯科医院でのチェックも忘れないでください。