虫歯の4つの原因要素

糖と時間についてお話ししてきました。

今回は『』についてです。

虫歯菌として広く知られていますのが、

ミュータンス連鎖球菌のうちのストレプトコッカス・ミュータンス(streptococcus mutansです。

砂糖の含まれた食物を摂取すると、ショ糖を原料として粘着性のグルカンを作ります。これをプラークといい、虫歯が発症する最大の原因です。

日本細菌学会より、ミュータンス菌はショ糖のない環境では歯の表面に付着する能力は他の歯表面付着連鎖球菌群よりも低く、他菌との結合や凝集はあまり見られない事が分かっています。

この事から、ショ糖のない環境=歯ブラシによるプラーク除去がとても重要だとわかりますね。

また、人は生まれた時はミュータンス菌を持っていません。乳歯が生え始める生後8ヶ月〜生え揃う3歳までミュータンス菌の感染を防ぐことが重要です。

大人が使ったお箸で食べさせるなどの家族から感染してしまうことが多いので、お箸を分けるなど対策をし、感染を防ぐと共に子供の仕上げ磨きもとても重要になります。

大人になってからミュータンス菌を完全に除去する事は非常に困難ですので、他の3つの条件(糖分・時間・歯の質)を揃わないようにする事で虫歯の発症を抑えることができます。

どんなに頑張っても歯ブラシだけでは完璧にプラーク除去するのは難しいので、細菌の好む環境を作らない為にも、定期的に検診を受け、歯のクリーニングをする事をおすすめします!