お口の老化
早いもので、今年も残すところ、あと数日となりました。年々、歳を重ねることで、気になってくるのが、体の衰え、「老化現象」ですよね。
実はお口の中も老化するってご存知ですか?
「お口の老化」つまり、お口の機能が低下していくと、どのようなことが起こりうるのでしょうか?
まず、思い浮かぶのが、「うまく食べられなくなる」ことです。しかしそれよりも怖いのがムセと、窒息、誤嚥性肺炎です。
気管に入った異物を吐き戻す「ムセ」という行為は、身体にとても負担をかけます。 また、「ムセ」ができているうちはいいのですが、出来なくなると、窒息の危険性が高まります。
誤嚥性肺炎は、唾液に含まれる細菌が誤って肺に入って増殖し、肺炎を引き起こす病気で多くの高齢者の命を奪っています 。
《お口の老化を示すサイン》
□咳払いが増えた
□食べ物が喉につかえる感じがある
□歯科治療中にお口に水をためていられずムセてしまう
□ガラガラ声など声がかすれてきた
お口の老化サインに気づいたら、お口の筋肉を鍛えるエクササイズで、改善と予防をしましょう。
「上向きうがい」
水を一口含み、顔をあげて10~15秒かけてガラガラうがいをします。少し時間をかけてうがいすることで喉にある咽頭蓋の弁が鍛えられ、誤嚥しにくくなります。
「ベロ回し」
お口を閉じ、歯の上を舐めるように舌を右に10回、左に10回ゆっくり回します。舌の力が鍛えられ、飲み込みがしやすくなります。
はじめは大変ですが、余裕で出来るようになったころには、お口の老化は、相当に改善されています。
いつまでも健康で、若々しい身体と、お口でいたいものですね❗
今年は、コロナのせいで、いろいろと、我慢、我慢の年でしたね。
来年こそ、いつも通りの日常を取り戻せますように…
では、みなさん、よいお年を(^-^)