口腔習癖と歯並び
暑さが厳しくなり、お子さんがいる家庭は夏休みもあと半分ですね。
今回はお子さんによく見られる口腔習癖が及ぼす歯列不全についてお話します。
①咬爪癖
爪をかむ癖は歯並びに影響します。舌が前歯の裏を押すからです。
②吸指癖
指しゃぶりによって出っ歯になりやすく、開咬がみられます。
③咬唇癖
常に下唇をかんでいると、出っ歯になりやすく、口が閉じにくくなります。
④舌癖
舌の位置がいつも低位にあります。さらに唾液を飲み込む際に舌が前歯を押していると、歯並びに影響します。
左:歯列はV字 右:トレーニング後歯列はU字
他にも、うつ伏せ寝や頬杖をついたり、タオルを咬む・吸うなどの癖も、歯並びに影響します。
早い段階で、やめさせたりトレーニングする事で、改善が見られます。
お口ポカンとしていませんか?
舌は正しい位置にありますか?
癖を直すのはとても大変な事です。しかしその頑張りが大切な歯列にも身体にも関わってきます。お子さんで何か気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。
参考文献:子どもの口腔機能 発達不全症 update