前々回、『ひみこのはがいーぜ』にて噛むことの大切さをお話しましたね。

前回ではよく噛むことで唾液量を増やし、口腔乾燥(ドライマウス)を和らげるというお話しをしました。

 

今回はお食事の時にどうやって『よく噛むこと』を取り入れていけば良いのかお話していきたいと思います。

 

皆さんは

 

噛ミング30(カミングサンマル)

 

をご存知ですか?

 

平成21年7月に厚生労働省から出された
「歯科保健と食育の在り方に関する検討会」
の報告書である、
「歯・口の健康と食育~噛ミング30(カミングサンマル)」
には食育の今後の方向性が示されています。

 

報告書には、食を通して健康寿命を延伸するためには、その基盤となる小児期から高齢期に至るまで食べる器官である口腔の健康が重要とされています。

 

口腔の健康と関連させて健康づくりを行う「食育」を推進していくことが示され、このような食育を推進する一助として、一口30回以上噛むことを目標にした
噛ミング30(カミングサンマル)
の推進が始まりました。

 

皆さんはひとくちを何回で噛んでいますか?

 

野菜・魚・肉・白米・果物…食材によって噛む回数も変わってきますよね。

すべての食材を同じように30回噛むことは難しいかもしれません。

 

ですので、30回噛みやすい食材や調理法についてお話していきたいと思います。

 

 

①噛み応えがある食材を選ぶ

ごぼう、れんこん、小松菜、こんにゃく、

切り干し大根、大豆、厚切り肉 など

 

②食材は大きめに切る

ぶつ切り、乱切り など

 

③加熱時間は短めにして、歯ごたえを残す

 

④水分の少ない料理を取り入れる

焼き物、炒め物 など

 

⑤やわらかい料理には、噛み応えがある食材を混ぜる

卵焼きにミックスベジタブル、
炊き込みご飯にきのこ など

 

 

また、食べる時の工夫も必要です。

 

よく噛んで食べるための工夫

 

 

このように色々な工夫で噛ミング30(カミングサンマル)を取り入れる事が出来ます。

 

いきなり毎日は…という方はまずは

 

毎月【3の付く日】は噛ミング30(カミングサンマル)!

 

としてみるのはいかがでしょうか?

 

根菜の美味しい季節、ぜひ噛むことの大切さを添えて美味しく歯と身体の健康を増進させていきましょう!