快眠とお口の関係
寝苦しい夜になってきました。
何かと気になる毎日の眠り、夜更かし、早く目が覚める、寝たはずなのに、疲れが取れない。自分のイビキ…。
さまざな悩みはあるかもしれません?!
快眠とは
夜、床についたら、すっと眠りにつくことができ、夜中にめが覚めることなく朝になっている状態をいいます。
バランスよく、ノンレム睡眠とレム睡眠が取れている方です。
ノンレム睡眠とレム睡眠とは
それぞれに重要な役割があります。
◯ノンレム睡眠は、脳や肉体を休め疲労を回復させるためのもの。
◯レム睡眠は、脳は活発に働き記憶を整理したり、固定したり、または、嫌な記憶を捨てたりと言った役割がある。
眠りは、まずノンレム睡眠から始まり、一気に深い眠りに入ります。眠りについてから1時間ほどたつと、徐々に眠りが浅くなり、レム睡眠へと移行します。その後、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。個人差がありますが、このような約90分の周期が、一晩に3~5回繰り返されます。睡眠の前半は、ノンレム睡眠の深い眠りであるステージ4が多く、後半になるにつれてレム睡眠が増えてきます。そして目覚めます。
快眠には、適度な睡眠時間
年齢や個人差もありますが、ノンレム睡眠とレム睡眠をおよそ90分周期でそれを一晩で4〜5回繰り返しますから7時間前後の睡眠が必要になるでしょう。
スムーズな眠りにつくためには、眠る 1~2 時間前から脳をリラックスさせることが大切です。 勉強や仕事など脳を酷使するような作業は避けて、好きな音楽を静かに流したり、軽めの雑誌 や本を読んだり、室内の照明を少し暗くするのも効果的です。
快眠にはお口の健康も大事
睡眠中の
◯歯ぎしり、噛みしめ
疲れをとったはずの睡眠が逆に疲れの原因に!
◯睡眠時無呼吸
無呼吸の方は、目が覚めやすくなります。
◯口呼吸
人の正常な呼吸は、鼻呼吸です。
鼻の粘膜から出る一酸化窒素は、肺胞を開く働きがあり、酸素の取り込みを高めます。
◯イビキ
イビキをかいているときは、口呼吸の可能性があります。高血圧や糖尿病のリスクをたかめることも!
◯お口の中の痛み
痛みは、快眠を妨げる典型的な症状です。
虫歯や重度の歯周病では、痛みにより熟睡出来なかったりしますので、お口の健康であることも、快眠には必要なのです。
眠りや健康にまで直結するお口の健康は、ととも大切になります。
快眠のためにも、定期的な受診をおすすめいたします。
参考文献[nico]2023.3