たくさん噛める茨城郷土料理
寒さはまだ続きますが、立春も過ぎ日も長くなってきましたね!
前回のブログでは『噛む力』についてお話しました。
グミ以外にも日頃お口にいれる食材でたくさん噛める野菜があります。
皆さんご存知の根菜です!
茨城県には冬の風物詩けんちん汁がありますね。
けんちん汁の歴史は古く、茨城県ではなんと江戸時代の後期あたりから食べられているそうです!(農林水産省ホームページより)
そしてけんちん汁には里芋、大根、人参、こんにゃく、豆腐、生しいたけと根菜をはじめとした噛み応えのある食材が入っています。
以前ブログでも紹介しましたが、日頃のお食事で噛む回数を増やすことでたくさんのメリットがあります。
①唾液の分泌がよくなる
唾液に含まれる酵素(アミラーゼ)には、食物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい状態にします。よく噛んで食べる事で胃腸の負担を減らせます。
②骨や筋肉の発達を促す
噛むために咬筋をしっかりと使う事で表情筋も刺激され表情豊かな顔を作るほか、脳への血流が増えて脳の働きを活性化、記憶力や集中力のアップにも繋がります。
③食べながらお口の中がキレイに
噛むことで唾液が増え、唾液の自浄作用により口腔内を清潔にする働きもあります。
また食べ物の味を感じやすくしてくれるので、お食事の楽しみが増えますね。
このけんちん汁をたくさん噛める『噛む噛むレシピ』に変えていきましょう!
ポイント①噛む食材を足す
日本一の生産量を誇る茨城のれんこんや里芋の芋幹を入れる事で噛む回数もアップします!
芋幹が無ければ、かぶの葉っぱや茎を入れると同じように噛む回数も増え、彩りも良くなりますよ。
しいたけの軸も一緒に入れてしまうのも良いですよ!
ポイント②食材を大きめに切る
根菜やしいたけ等を里芋と同じくらいの大きさにしてみるとたくさん噛めて、味や旨味もじっくり味わう事が出来ます。
こんにゃくは喉に詰まらせてしまう危険性がありますので、大きく切りすぎない様に注意が必要です。
ポイント③炒める時間と煮込む時間を短めに
炒める時間を短くしてみましょう!
少し芯が残るくらいに炒め、煮込む時に固さを調節します。
柔らかくなりすぎてしまう場合には火の通りにくい物から炒めてみましょう。
このようにして、たまにはけんちん汁をたくさん噛めるお料理に変えてみませんか?
今が旬の根菜をたくさん食べて健康を保ち、春の訪れを待ちましょう!