33日はひな祭りですね。

雛祭り(ひなまつり)は、日本において、幼い女子の健やかな成長を祈る節句の年中行事。

ひな人形(「男雛(おびな)」と「女雛(めびな)」を中心とする人形)に桜や橘、桃の花など木々の飾り、雛あられや菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむ節句祭りです。

よく、おひな様を見てみると、口元が黒く塗られているものがあるかのをご存知ですか?
これはお歯黒です。(黒くないのもあります。)

お歯黒とは明治初期まで長い時代続いてきた、結婚した女性が歯を黒く染める習慣のことです。
既に結婚をしているおひな様や三人官女の口元は黒く塗られているというわけです。


このお歯黒、一見怖く見えてしまいますが、当時は黒く光っていることが美人の条件でした。
さらに、お歯黒には虫歯予防の効果と虫歯の進行を抑制する働きがあり、当時丁寧にお歯黒のお手入れをしていた女性たちは、ほとんど虫歯や歯周病が見られなかったそうです。

お歯黒は、別名「鉄漿(かね)」「かね」「はぐろめ」「歯黒」「涅歯(でっし、ねっし)」とも呼ばれ化粧品の一種で、時代の風俗によって歯を黒く染める鉄の溶液や、またそれを使用して歯を染めること、あるいは、染めた歯を示すようであったそうです。

今も昔も、キレイな歯は大切なんですね。

それには、定期的な検診も必要です。

歯科検診を忘れずに。