虫歯と時間の関係性
関東の梅雨明けも発表され、連日暑い日が続いていますね。熱中症対策にとスポーツドリンクを飲んだり、おやつに冷たいアイスクリームが食べたくなったりと、糖分をちょこちょこ口にしてしまう機会が増えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は以前お話をした4つの虫歯の原因要素の中から『時間』についてお話をさせて頂きます。
虫歯と時間の関係性
お口の中は普段中性の状態を保っていますが、飲食をする事で糖分をエサに虫歯菌が酸を作り出しお口の中が酸性に傾きます。硬い歯も酸にさらされる事によって歯の成分であるカルシウムやリンが少しずつ溶け出してしまいます。しかし飲食が終わると酸性に傾いたお口の中を今度は唾液の力で約1時間程かけて中性に戻します。その間に唾液の中のカルシウムやリンが歯に付着して歯を修復します。
しかしダラダラと飲食の回数が増えてしまうとどうなるでしょうか?下図の様にお口の中が長時間酸性になり、歯の修復が追いつかずにどんどん虫歯が出来てしまいます。
熱中症対策に良いとされるスポーツドリンクですが、日常的にお水がわりに飲んでしまうと虫歯のリスクは高まります。まずは体調を整える事が大切ですが、お家にいる時はお水や麦茶で水分を補給しつつ、梅干しを食べて塩分とミネラルを補給をしたり、冷たいお味噌汁を飲む事も熱中症対策として良いそうですよ。
飲食の間隔、時間をあけてあげる事は虫歯の予防に効果があります。ダラダラと飲食せずに時間を決めてまとめて口にする様に是非意識してみて下さいね。